世の中の景気に対して、株価や金利は複雑に関わっているんだよね?
図にすることによってそれらの関係が見えてくるよ。
様々な経済指標を見ていると、常に上下に動いているのが分かります。
横ばいということもありますが、基本的には常に動いています。
それも、それぞれの指標がバラバラに動いています。
それらの指標には何の関係性も無いのでしょうか?
いいえ、経済指標はそれぞれがお互いに影響し合っています。
指標の数値は様々な要因によって変わるので、必ずそうなるとは言えませんが、ある程度の傾向や方向性はあります。
図で見ていきましょう。
図で考える
世の中の景気には波があります。
良い時もあれば悪い時もあります。
株価は「景気に対して先行性がある」と言われています。
景気が良くなりそうという前に株価が上がったり、景気が悪くなりそうという前に株価が下がったりするということです。
世の中の物価は基本的には「景気に左右」されて上下します。
景気が良くなれば物価は上がります。
景気が悪くなれば物価は下がります。
長期金利は「株価と負の相関関係がある」と言われています。
株価が高い時は長期金利は低く、株価が低い時は長期金利は高いといった感じです。
これらの経済指標の波には大小があります。
小さい波なら良いのですが、大きな波はあまり良いものではありません。
指標の大きな変化は私達の生活に大きな影響を及ぼします。
これらの経済指標は直接コントロールすることはできませんが、コントロール可能なものがあります。
それが政策金利(短期金利)です。
政策金利を上下することによって、各種指標に少なからず影響を及ぼすことができます。
ですから、各国の中央銀行は政策金利によって各種経済指標の波を抑えようとしているのです。
まとめ
いかがだったでしょうか?
経済の大まかな流れが見えてきたのではないでしょうか?
経済の各種指標は様々な要素や要因が複雑に絡み合って動いています。
上の図のような単純な線になることは決してありません。
しかし、経済指標がお互いに影響し合って流れを作っていくことを把握しておくのは重要です。
目の前の指標が上下するごとに一喜一憂するのではなく、大局観を持って経済の流れを見ていくべきではないでしょうか?
コメント