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1年半で2億円あった借入金を1億8000万円返済して自己資本比率を40%から70%にした話

経営
ねこ太
ねこ太

銀行からの借入金がなかなか減らないなぁ~。

会社には見直せる部分がたくさんあるよ。

ねこでぶ
ねこでぶ

私の会社はタイトルにある通り、1年半で

  • 借入金    2億 → 2000万円
  • 自己資本比率 40% → 70%

にすることが出来ました。

下記にその詳細を書いていきたいと思います。

最初の半年間

令和3年7月の会社の状況

私は自分の会社に入社して10年以上になりますが、令和3年の夏頃にはじめて経営に参加しました。

その時点で会社には2億円の借入金がありました。

内訳は長期借入金が1億2000万円、短期借入金が8000万円です。

自己資本比率はと言うと、私の会社の決算は12月なので令和2年の末の時点で40%でした。

1億4000万円の返済

その経営に関わるようになった夏頃から決算の年末までには半年間ありました。

結果から言うと、その半年間で1億4000万円を返済しました。

長期借入金6000万円、短期借入金8000万円の返済です。

残りは長期借入金6000万円になりました。

さて、本題のどのように返済をしたのか、返済原資はどこから出てきたのかについてです。

それは3つあります。

1つは、定期預金です。

会社には何の目的か分からない定期預金が7000万円積んでありました。

おそらく銀行か税理士に現金は「貯めておいた方が良い」と言われてこのような状況になっていたのだと思います。

意味のない定期預金はすぐに解約して返済にあてました。

2つ目は、資金繰りの見直しです。

今までは、どのタイミングでいくらの資金が必要なのかを計算もせずに、どんぶり勘定で多めに短期借入金を借りていました。

いついくらの出金・入金があるのかを見定め、短期借入や余剰現金を減らしていきました。

それで出てきた返済原資は5000万円です。

3つ目は、資産のオフバランスです。

会社で保有していた土地や建物を子会社に売却しました。

その売却額2000万円が手元に入ってきました。

3つを合計すると、7000万+5000万+2000万=1億4000万円です。

令和3年12月の会社の状況

半年間様々な対策を講じて、その年の決算はかなり内容の良いものとなりました。

2億円あった借入金は6000万円になりました。

40%だった自己資本比率は60%まで上がりました。

駆け足で進んできた半年間でしたが、まだまだ見直す部分はありました。

次の年も対策を講じていきます。

次の1年間

4000万円の返済

結果から言うと、次の1年間で4000万円を返済しました。

本当のところは6000万円全てを返済して無借金にすることも可能でした。

なぜかと言うと、この1年半の返済のためにお世話になった銀行が1行ありました。

その銀行から頼まれて、渋々今年だけは残そうということになりました。

さて、本題の返済原資ですが今回の対策は

様々な固定費の見直しです。

固定費と言われるものには大小さまざまなものがありますが、

先ず行ったのが保険料の見直しです。

火災保険や自動車保険を中心とした保険関係の見直しです。

それから人件費の見直しです。

適切な給与体系の見直しです。

その他の小さいものまで含めるときりがないのですが、一つ一つの固定費を洗い出して取捨選択していきました。

令和4年12月の会社の状況

1年が終わり12月の決算です。

結果は、借入金が6000万円から2000万円になりました。

自己資本比率は前回60%だったのが70%になりました。

はじめの半年間でも良くなった決算書がさらに良くなりました。

まとめ

このように私の会社では1年半の期間で

借入金が2億円から2000万円

自己資本比率が40%から70%

なりました。

おそらく次回の決算では

借入金が0円自己資本比率が80~90%になると予想しています。

会社には本業の営業面だけではなく、財務という面もあります。

そこには見直すべき点がたくさんあります。

そこを一つ一つ見直していくことで、借入金の大幅な返済や自己資本比率の大幅なUPにつながります。

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