考えるのって苦手だな~。
図を使って考えるのがいいよ。
考えることは意外に難しいと思いませんか?
物事を考えれば考えるほど頭の中がモヤモヤして、いい案が浮かばない。
思考が行ったり来たりして、何もまとまらない。
そんな経験は誰にだってあると思います。
そんな「考える」の解決策は図を使うことでした。
どんな本?
著者
この本の著者は平井孝志さんという方です。
平井さんはこれまでに名だたる企業の重役を歴任したり、コンサルタントをしたりしてきました。
いうならばビジネスのプロです。
そんな平井さんがビジネスの現場で物事を考える手段にしていたのが「図」です。
メインテーマ
平井さんがこの本で1番伝えたいことは、
図で考えることはとても重要であるとういことです。
頭の中だけで考えるよりも図を使った方が、より良い考え方ができます。
本の中には実際の図の使い方や4つの使える型を実例を交えて紹介されています。
私は図を使って考えるとはそういうことかと感心させられました。
ここではその詳細は割愛させて頂きますが、「図」の持つパワーを知らない人にとっては目から鱗だと思います。
図で考えるとは?
思考の見える化
頭の中で考えていることや考える対象を図にすると、目で見えるようになります。
つまり、思考の見える化です。
皆さんは考え込んだり悩んだりしている時に、同じことが何度も浮かんでは消えを繰り返して、頭の中でグルグル回っているという経験はないでしょうか?
図にすることでそのグルグルが止まります。
そして、その図(考え)が本当に正しいのかという視点になります。
また、図にしていない周りの余白に何か足りないものがあるのではないかと気になります。
つまり、思考を見える状態にすることによって考えを次のステップに進めることができるのです。
本質が見えてくる
図で考えると本質が見えてきます。
図で考えるということは、物事を抽象化して新たに捉え直すということです。
周りにある余計な情報がそぎ落とされている状態です。
物事の核になる部分だけが見えている状態なので、より本質的な考えができるようになります。
物事をより本質的に考えるということは、より深く考えることにもつながります。
思考のOS
平井さんは言います。
”図で考える力は思考のOSのようなもの”
コンピューターの中に入っているメインシステムであるOSのように、人間にとっての思考領域でのより良いメインシステムが図で考える力ではないでしょうか?
OSが悪ければどんなに良い情報を入力しても、どんなに詳細なデータを入力しても出力されるものはたいしたものにはなりません。
ですから、OSをより良くするかとが最優先事項になります。
図で考えるというコアスキルは他のどのスキルよりも先に身に付けるべきです。
まとめ
私は決算書の面積図という考え方を知ってから、図の持つパワーに興味がありました。
そこで手に取ったのが本書です。
読んでみると、やはり図というのはとても魅力のあるものでした。
図で考えるということを教えてくれた1冊目の本です。
図で考えるということは何もビジネスだけのものではありません。
様々な場面や物事についても活用できるでしょう。
「図で考える」 ぜひオススメです。
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